「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『塔』・その5

              木村の手記  独房は、少しずつ監督の目が揺るやかになってきていた。戦況が、今、どう変わってきているのか、ここに連れてこられてから、判断ができにくくなっているが、そのような僅かの変化でどうにか見 […]

『塔』・その6

              冬  とうとう、この特集の最後の取材のときがきた。私たちは、天候の良い日を見計らってセスナ機を飛ばした。と言うのも、最初計画していた日に限って、まるでそれを予め知っていたかのように、珍しく雪が […]