「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『海神』・その2

 敏雄たちが博多で荷を下ろし戻ってきたのは、夜の十一時を少し回っていた。英治を家までトラックで送った後、敏雄は孝造の事務所にそれを置き自分の車に乗換え、アパートに帰ってきた。アパートは、かつて炭鉱町として賑わった市街から […]