「共」に「生」きる。 in 阿蘇

游人たちの歌・第二章・一、阿蘇での新たな出発と『自閉症』という壁と向き合って。 一、一人の青年と始めた作業所づくり

一九七五(昭和五十)年、八月二三日、トオルは、この世に重度の自閉症児として生をうけた。熊本県阿蘇郡一の宮町立宮地小、一の宮中、そして阿蘇農業高校(現、清峰高校)を聴講生の形で卒業した後、阿蘇町の通所授産施設『くんわの里』 […]