「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『島』・その十七

               島  その夜、彼は宿に帰ってから寝つかれなかった。いよいよ明日、この島を立たなくてはならないのだ。しかし、その決心がまだつかないでいた。彼は、布団から跳ね起き窓の外を見た。頂度目の前のがらく […]