「共」に「生」きる。 in 阿蘇

2025~猪日~       

2025~猪日~

朝のとき        宮本誠一

スタート台に立ったとき
泳ぎきるまえに
一息で立ちあがり
股関節に二度
挨拶せよ

それを月一回
やりとおせば
もはや海峡は
あってなきものだ

早朝起きる必要はなく
ただ眠りにつく
準備のみに
集中せよ

斧はやがて
直下に
ふりおろされ

手ひらの
指のならびそのものを
ゆったりとしたリズムで
はえそろはすため
ふたたび
その台に
たたせるだろう

なにも
待ちかまえるな
そっと己を
とどめておけばいい

気配を感じることは
耳鳴りを
芳醇にしておくことなのだから

なにもこたえる必要はない
メールの一語を
空に飛ばすものを
ふりおとせ

背中に
厚い掌をおくものを
排除すれば
朝日はすでに果てを照らしている

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