「共」に「生」きる。 in 阿蘇

2025 ~狗日~

2025 ~狗日~
帰郷                  宮本誠一
帰らねばならぬ日がちかづくたび
おれの頭は崩壊しそうになる
キロ数ごと
メートルごと
アクセルを踏めば踏むほど
心の涙腺はズタズタになり
均衡はくずれ
恐ろしいほどの衝撃で
過去が襲ってくるのだ
幼児の足で逃げ込んだ
あの道は何だ
誰かがくるたび
他人の門に身を隠し
忍びの者のように
一歩一歩後ずさった
あの行程こそが
今だ
今、この足でアクセルを踏む
重さそのものだ

 

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