「共」に「生」きる。 in 阿蘇

地域の皆様へパンの配達後、阿蘇市障がい者計画等策定委員会会議がありました。

9/11 阿蘇市障がい者計画等策定委員会に出席してきました。策定委員の委嘱状を頂いたあと、約2時間の会議でした。私の質問内容としては、

①障がい者の現状の中で、市の人口が逓減しているにも関わらず「療育手帳所持者」の増加率の伸びが顕著であることを踏まえ、今後行政サービスをしていく面で、少しでも増加理由を解明し、原因を明確にしていくべきではないか。

②アンケート調査における項目で、性別を問う理由は何か。「その他」の選択を設けるべきでは。また案では「答えたくない」となっているが「たく」に本人の意志が反映され誤解を受ける可能性があるため、ただ単に「回答しない」でいいのではないか。(この質問に関しては事前に阿蘇法律事務所の森あい弁護士にご相談し、ご助言をいただいた上でさせていただいくことを会議でも申し上げた上での質疑となりました。ご多忙の中、ご丁寧にご教唆下さった森さんに心より感謝申し上げます)

③日常生活で介助が必要な項目に「外出」とあるが、概念の意味としてあまりに幅がありすぎると思われる。よって具体的にイメージしやすくするために「外へ出てから目的地までの移動」とした方がいいのではないか。

④地域で生活するために、どのような支援が必要かの項目で、「〇〇が適切に得られること」と適切が多用されているが、これも概念が曖昧であり、現状と具体的に結びつきにくい。現場ではどこもある意味、「適切」に行われているわけで、問題はむしろ内容もさることながら、サービスの回数だったり時間であろう。よってその部分を問うのであれば「〇〇がより適切に、かつ必要に応じて得られること」とすべきではないか。

⑤どんな目的で外出することが多いかの選択肢の中に、地域性や実際に多いことも鑑み、「冠婚葬祭や法事やお墓参り」を加えた方がいいのでは。

⑥障がい者の就労支援として、どのようなことが必要だと思うかの選択肢で「職場の上司や同僚に障がいへの理解があること」とあるが、上司や同僚は比較的近い関係であり、むしろ、「直接に関係しない、遠い距離にある社員」にも理解が必要であり、それら不特定多数の任意の人たちが環境要因をつくっている面が大きいのではないか。よってこの欄は、「職場の上司や同僚、および直接に関係のない社員にも障がいの理解があること」とした方が良いのではないか。

以上、6個の質問と合わせ、意見を述べさせていただきました。

市の担当者からは、アンケート内容の修正に関してはできるだけ取り入れていく方向で検討していく旨の返答をいただきました。また、性別選択の質問の必要性に関しては、委託しているアンケートや書類の民間作成会社と確認の上で、後ほどお返事をいただくということになっております。

以上ご報告させて頂Õきます。(夢屋代表 宮本誠一)

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