「共」に「生」きる。 in 阿蘇

*《旅の途中…母を想う》 *中島 地利世*

今年の4月24日で、いよいよ【夢屋】入所7周年記念という事で、「よし!気持ちをスッキリ切り替えよう♪」と、伸ばしていたロングヘアーをザックリ切る事にしました。
大好きな「のだめちゃん」(のだめカンタービレのヒロイン)ヘアーを真似た髪型にしました。お気に入りの美容院で切ってもらった後、「のだめちゃんヘアーを真似しました」と言うと「なるほど♪似てる」と言って貰えて、一応、否定されなかったので安心しました。(笑)
次の日、7年頑張った自分へのご褒美のつもりで、久し振りに映画を観に行きました。
観る映画はもちろん、待ちに待った「のだめカンタービレ最終章/後編」、上映が開始される前日の夜から、ワクワクして眠れずに、まるで小学校の遠足の時のような気持ちでした。
次の日、待ち切れずにいつもより早く、午前中の電車に乗りました。
しばらくすると…「内牧駅」から一組の親子が乗って来て、私の前の座席に座りました。
ちょうど私位の娘さんと、50代後半位のお母さんで、杖を突いている母を気遣いながら席に着いて、座るなりとても仲良く会話して、楽しそうに笑い合っていました。
そんな2人を見ていて、私はすぐに自分の母を思い出し…目の前の親子を自分達、親子と重ねて、少し寂しく切ない気持で見つめていました。
私と母も、よく色々な場所に遊びに行って、電車ではいつも隣でどうでも良い話に笑い、結構…楽しい親子なのですが、この娘さんみたいに周囲なんか全く気にせず、堂々と、母に優しくできているかと思うと自信がありません。
例えば2人で電車に乗って「電車に乗ったら酒を飲まなね♪」とウキウキ言う母に、恥ずかしさから…そういう時は「場所関係なくいつも飲んどるやん!」と言い、わざと他人のふりをする時があります。
仕事で疲れている母に素直に優しくしてあげる事ができず、つい余計な事を言い口論になる事もあって、家ではケンカしている時の方が多い気がします。(苦笑)
4月には、母の仕事の都合で誘っても一緒には行けませんでしたが、これからも母が元気なうちに、もっとたくさん色々な場所に出かけて、楽しい思い出を作って、「今以上にもっと労って大事にしないと…」とその一緒の電車になった親子から日々の母への感謝の気持ちを学んだようなひと時でした。

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