『トライトーン』読ませていただきました。
私も日ごろ、「障害」のある子どもたちとかかわる身で、「障害」とは何ぞやという疑問がいつも頭から離れません。
そのような中で、ミヤさんの御本を興味深く読ませてもらいました。
一番心に残りましたことは、地域ではモチロン、この学校にもはびこっている「障害」者観と『トライトーン』の中に描かれているそれとはずいぶん違うなあということでした。
小説の中の「障害者」は生き生きとたくましく、プライドを持ち、「同情」など寄せ付けない強さと「人間らしい」感性をもっていました。
モチロン、現実の「障害者」も本当はそうありたいと思っているでしょう。
でも、私たち「健常者」が自分達に都合のいいように飼いならしてしまったのではないかと気づかされました。
この本とめぐりあい、また、初心に返って、新たな気持ちで目の前の子どもたちとかかわっていきたいと思います。
ありがとうございました。