「共」に「生」きる。 in 阿蘇

阿蘇市学校人権・同和教育部会 課題別研修会「共生の教育」に参加された先生方の感想です。

だいぶ時間がたちましたが、今年7月30日にあった阿蘇市学校人権・同和教育部会 課題別研修会「共生の教育」に参加された先生方の感想を見させていただく機会ができましたので、その中からいくつか抜粋してご紹介させていただきます。当日は大変暑い中、熱心に聞いていただき、本当にありがとうございました。

○宮本さんや夢屋のみなさんのお話を伺うのは初めてでした。夢屋で働かれているみなさんが、夢屋との出会いをきっかけに希望をもって過ごされている姿を知ることができました。アットホームな環境の中で、それぞれがご自身の成長を感じながら前向きに生きていらっしゃる姿に感動しました。地域とのあたたかなふれあいも、皆さんが安心してすごせる基盤になっているように思います。このように自分が自分らしく暮らせる場があることは、人が人の中で生きて行くうえで大きな価値があると改めて感じました。
しかし、宮本さんがおっしゃっるように、進路保障の問題や支援する側の高齢化の問題など課題も多々あることを改めて考える機会になりました。障がいのある子どもたちの将来を見据えた支援もそうです。障がいのあり…なしにかかわらず、誰もが自分らしく自信をもって前向きに生きていける社会でなければならないと思います。
今、目の前にいる子どもたちとどう向き合っていくか……。子どもたちを取り巻く環境がいかに大きいか痛感する日々ですが、まずは目の前にいる一人一人を大切に、その子の「今」と「将来」に焦点を当てて、自分にできることを考えていきたいです。今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

○人と人のつながりの大切さを改めて感じることができました。居場所があるということの大切さ、当り前のことのようでありながら、それはとてもかけがえのないことなのだなあと改めて感じました。私の勤務校でも、生徒や周りの人々に対して家族のようなあたたかい気持ちをもってつながりをつくることができているのか再認識しなければと思いました。共に生きることの難しさはたくさんあるでしょうが、それを乗り越えて生まれるつながりや心のぬくもりをこれからも大切にしていきたいと思います。

○一人ひとりの個性を非常に大切にされているところが印象的でした。日常の忙しさに流されることなく、例えば講演中も宮本さんがコウキさんの体調管理を優先されていました。学校での自分を思い出して考えさせられることしきりでした。

○まずは、これだけの人数を前にして、メンバーの方たちが落ち着いて堂々とした発表ぶりの姿に大変、感心しました。日頃から
いろんな所に顔を出してつながりを持とうとする姿勢はすばらしいと思います。私もチャンスがあれば、いろんなことにチャレンジしようと改めて思いました。

○時々、机上に置いてある夢屋だよりを忙しい中のちょっとした心のいやしとして読ませていただいています。夢屋のみなさんの楽しいエピソードだったり、思わぬハプニングだったりを、こんな思いできちんと表現されるんだと、綴りのすばらしさを感じているところです。

○もう夢屋さんとつき合わせていただき早いもので十年以上になります。今日のお話を聞いてもそうですが、いつも夢屋みたいな場所はなくしてはいけないと思います。いろんな法律で振り回されそうになっても、昔と変わらず夢屋が存在することは阿蘇市の財産だと思います。

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