「共」に「生」きる。 in 阿蘇

8/7の阿蘇市学校人権・同和教育部会で夢屋の発表を聞かれた先生方の感想の中から、いくつかをご紹介させて頂きます。

宮本さんのお話を聞いて、いろいろなことを考えました。特に「差別」のことと関連付けて話をされたときは、私も、結局は根底にあるのは、差別なんだなあと思いました。
また「共生」を考えるときに、お互いに「違いを認め合える関係」として結びつくことが必要……と言われたとき、私が今、過ごしている教室が頭の中に浮かんできました。そしてミサキさんとチトセさんの発表からは、お二人のこれまでのしっかりとした努力やメンバーへの思いが伝わって来ました。
今回、この研修で特に心に残ったことは、宮本さんが夢屋さんのことをとても大切に思っていらっしゃることです。夢屋さんのお話をされるとき、とても笑顔で楽しそうに話をされたのが本当に印象的でし…た。
これからもまた、学校に戻って子どもたちと過ごしていく中で、一人一人が安心して過ごせる場づくりに取り組んでいきたいと思います。今日はお話をしていただき、本当にありがとうございました。

実は昨年も『共生の教育』で宮本さんの話を聞かせていただきました。そして今年も縁あって宮本さんの話を聞く機会を得ることができたのですが、昨年よりさらに「共生」について考える時間になりました。
今年の夢屋さん20年という節目で、これまでの歴史を細かく知ることができました。もちろん今回の資料につづってあることは氷山の一角で、たくさんの楽しいこと、辛いことなどの出来事、行事があって今に至っていると思います。ここまで来るのに宮本さんの労力はものすごいものがあったと思います。しかし宮本さんの人柄からすると「労力」とは感じていないのかなとも、レポートを聞いていて伝わってきました。『根拠なき自信』素敵だと思います。何かを始めるときには必ず必要だし、自分は持っていないなと自分の弱さを身にしみて感じました。
共生に対する考えカのターニングポイントに記述してあった宮地小時代の文章、とても共感することができました。自分の弱さを強くして学級経営に生かしていきたいと思いました。ありがとうございました。

「夢屋」さん、宮本さんのお話はこれまで数回、聞く機会がありましたが、今日はまた、そこで実際に働いておられるチトセさんやミサキさんの発表やつづりを聞くことができて、日常をどんなふうに過ごされているのかがよくわかりました。
また「綴り」を通して、一人一人が表現することを改めて大切なことにしていきたいと思いました。パンづくり、つづりを通して、人とつながること、コミュニケーションを大切にされていることが理解できました。ありがとうございました。

私は本年度、初めて阿蘇市へ転勤してきて今回の研修で初めて夢屋さんのことを知りました。20年間の歩みをお聞きし、宮本さんの行動力に感動しました。
私は教育現場で出会った子どもたちが将来どのような生き方をしていくのか、今まで深く掘り下げて考えてこなかったことに気付かされました。
小学校から中学校、中学校から高校……までは考えていても、その先は……。前任校でかかわりのあった知的障がいの子どもさんのおばあちゃんが「○○が中学校卒業したら……」とつぶやいておられたことを思い出しました。
『ターニングポイント』の最後の方に書かれていた「最終的には『自分自身を受け入れることのできる(他人との関係も含め)自分』という言葉に胸打たれました。
あっ、私は自分自身を受け入れられていない……と思いました。人と比べて自分をマイナスに受け取ってしまう……そこに差別があると思います。本日はありがとうございました。

阿蘇市の課題別研修を何度も受けてきました(参加してきました)が、『共生』の教育に参加したのは初めてです。
夢屋さんのことを知っているようで知らなかったんだ……今日、知ることができて本当にから増々楽しみになりました。自分自身、文章を書くのが高校生くらいからとても苦手になり、きっと正直に生きていない。宮本さんの言葉をかりると自分自身を受け入れられていないのだなあ……と思いました。まだまだ「共生」についてわからないことも多く、自分に何ができるかもわかりませんが。
何か活動していけば、一緒に何かできれば……と感じました。
ミサキさんの文章の中でチョコベベやメロンパンが出て来て、しばらく食べていないなあと思いました。まとまりのない感想になってしまいましたが、今日は本当に参加できてよかったです。ありがとうございました。

インクルーシブ教育で誰も排除しない教育を目指し、現実問題と向き合いながらも、この夢屋を運営されてきたことに敬意を表したいと思います。
本当は質問で苦労より「喜び」をお聞きしたかったのですが、夢屋さんのことに関わる方とお会いするのが今回初めてで、ちょっとアウェイ感があり、挙手してお尋ねする勇気がありませんでした。しかし、通所されている方を見つめられる温かな眼差しやレポート、お言葉の端々にそれらにつながる温かな思いを感じ、私たちが子どもたちと関わる視点と根本は同じじゃないかなと感じ入ったところです。
平成2年に阿蘇で教員生活をスタートした自分にとって、宮本さんの宮地小でのお仕事ぶり、そして夢屋開設、文学賞受賞……とずっと勝手ながら応援、注目し、自分と重ねさせていただいておりました。私にも目の前の子どもたちを伸ばしたいという夢があります。その夢を実現していきたいなという力を改めていただいた気がします。今日はありがとうございました。

 

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