そんなかれが興味をひくものが、もうひとつあった。 営業で知りあった顧客の坂本という男のつとめる車椅子工場だ。そこに山田勇次という男もいた。 山田は佐伯と同じように高校を途中でやめていた。ただ佐伯が、大検でもう一度レー […]