「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『缶詰屋』その四

 そんなかれが興味をひくものが、もうひとつあった。 営業で知りあった顧客の坂本という男のつとめる車椅子工場だ。そこに山田勇次という男もいた。  山田は佐伯と同じように高校を途中でやめていた。ただ佐伯が、大検でもう一度レー […]