パンくんとサングラスの男が気になりつつも、2008年最後の仕事として、鶏小屋の掃除をしたのでした。
サルとくればトリ、かつての十二支さんたちごくろうさん。心をこめて土をいれ、ほじくられた地面をならし、さらさらと乾燥するよう大鋸屑をまいておきました。
神社にかつてそびえていたご神木の横には、今や阿蘇を背負った一匹のサル…、そう、あのパン君がいたのでした。
そしてあらわれたのはサングラスをかけたなにやら怪しげな男…。2008年は、その男の影がミヤさんの脳裏に残りつつ、おぼろげな白昼夢のように過ぎていったのでした。