夢イリュミナシオン

入所記            宮本誠一               

明日斃る 膣内着のまま 死説 耳に いれば ペストに 屈した   たちまち 咆哮危惧 選択可誤 満屑 ハブら死んで はみだした した 忌     利は ビリ 渡航ズレ ギシギシ ニューヨーク […]

夢イリュミナシオン

tata           宮本誠一

世界が大きなあくびをしてたら また会いましょう 真っ青な窓をしつらって ならべたテーブルに 陽がゆっくり浮かび 雲がしずかにおよいでく   待ちわびた ここは役犬原 tata   ああ 世界が滝のよう […]

夢イリュミナシオン

いつから           宮本誠一

いつからなのだろう なにもしないということを 行為のひとつに入れなくなったのは   雨が長引く日 予定のハイキングも 庭いじりも 買い物もいかないことにし 家にいて 本を読んでも すぐにあきてしまう &nbsp […]

夢イリュミナシオン

落ちる            宮本誠一

手元から いろんなものが落ちる すりぬける えんぴつ 決まって赤 ワインの入ったグラス 決まって白 瞳のコンタクト 決まってブルー 神社についた手すり 決まってラメ色 未来の空を描いたスケッチ帳 決まって灰色 歯医者にだ […]

夢イリュミナシオン

砂              宮本誠一

求めることをやめよ なぜならそれはもはや求めではないから 求めたときすでに 求めであることをやめている   そのような意味で本来求めは 求めようのないものなのだ   求めを絶ち ただ風にたちつくすこと […]