百円玉ぽっきりの餌箱を与えられた
盲目のシマウマよ
沈んだ躅足しか発しない
それがおまえだったんだな
ちっぽけな端屑をもらいながら
サバンナをどれだけ駆け上がれるんだ
消え失せてしまった
いななきを抱えて
悲し気な眼差しを向けるのはやめてくれ
お前はだからこそこんな海域へ
連れてこられたと言うのに
ああ、
沈黙の中で蹄を研ぐには
あまりに長きときだったことか
それでもお前は
無音の鬨をその蹄から
響かせるのだろうか