上げ膳据え膳で息抜きになると
妻が溢すので憎んでさえいる
母郷へ
新幹線の腹腔を
頭から尻まで
具に探し回る少女たちは
ゼペット爺さんを見つけられただろうか
暇を持て余し
懐手にぶらぶらと歩き回る
パチンコ屋を横目に過ぐ
入り口で
高い入場料を払わせられる遊園地よりも
高い金を払うことになるのだから
人類の負った
ギャンブルへの執着心は
囚人の魂さえも
飛翔させる
兄弟のように仲良くしていた
団地の年長の友人から
泣きながら逃げて
掴まえられて糾された
その訳は
もう思い出せない
母は狂っていると
妹は漏らす
話が通じないから
耳も脳も
もう機能を止めている
惰性で
寿命を伸ばすことも出来るけれど
全盛期に引退を決めた横綱に倣い
鮫は回遊を終える
進化の過程を遡り
脳を手放し
植物に戻れば良い