●今年もたいへんお世話になりました。来年もどうかよろしくお願い申し上げます。
2024.12/17 作業所「夢屋」代表 宮本誠一
気づけば阿蘇の峰々も白い雪化粧に染まり、寒風吹き下ろす季節となりました。皆様、お変わりありませんでしょうか。夢屋のメンバーも家族の手術や日々の介護などありながら大きな事故はなく、無事に過ごすことができました。これも日々支えて下さるお客様、地域の皆様、教育や行政関係者の方々のおかげと感謝しています。改めましてお礼申し上げたいと思います。
三年目に入った登校時の「見守り隊」でも色んなことを学ばせていただいています。ある日、こんなことがありました。登校途中の児童さんが家の鍵を落としたとのことで、その班はひとまず学校へ行かせ、見守り隊の皆で探したところ、側溝ふたの穴を熱心にのぞかれていたお一人がついに発見、すかさず校長先生へ連絡し、その際、笹木郁夫さんの「火ばさみを持ってくるように」との助言で到着するや、見事雨が降り出す前につまみあげるということがありました。その間の連係プレーは見事で、穴に目印の横断旗を差しこむ方、児童の名前をきちんと聞き取っておられる方と、まさしく『これぞ地域力』を感じた次第です。
また県内の他市で性犯罪をした教員の数度にわたる逮捕事件が熊日新聞紙上で報じられ、その教員がかつてメンバーが通っていた学校にいたこともあり、まったく他所事とは思えず、当市教育委員会へ、赴任する際、こういった性癖や事件を起こしていたことはわかっていなかったのか、つまりもっと早くに未然に防ぐことはできなかったかなど問い合わせました。すると異動時、過去の犯罪歴は明らかになっておらず、当然、情報もなかった等詳しく説明して下さり、最後に「宮本さんのように名前や所属をきちんと告げられた方は初めてです。この事件以来、名も名乗らず三十分以上、自分の考えを一方的に主張する方ばかりでしたから、正直心がホッとしました」とおっしゃいました。私も「現場に、いかに必要な情報が届いていないか、事件に心を痛め、被害にあった生徒さんに寄り添い対処されておられるかが伝わりました」とお答えした次第です。巷では高齢のお一人暮らしを狙った犯罪も増えています。選挙等でもSNSの文言を単純に信じ込む傾向も強まっているようです。一人一人が可能な限り冷静に互いの言い分を聞くことで、日頃から信頼を深めておくことが大切なのではと改めて思った次第です。
それでは11月から2月までの行事(予定を含む)をご報告させていただきます。
11/13、20、27に一の宮小学校たんぽぽ学級の児童がパン作り体験にやってくる。
11/18熊本県民文芸賞詩部門に昨年につづいて宮本が入選。(作品名『無言叫』)
11/12阿蘇市人権フェスティバルでパン販売し、好評のうちに完売。
11/30第15回火の国ボランティアフェスティバル阿蘇で阿蘇少年少女合唱団がコーラス披露。
12/27仕事納め 1/7仕事始め 2/12 中島地利世さんの誕生日(「夢屋」通所23年目に入る)
『夢屋』も開所三十周年が無事終わり、いよいよ来春から三十一年目に入ります。行事内容にもあるよう昨年同様、一の宮小学校から三回に分け体験学習にきてくれ、中にはかつての私の教え子の児童もおり、月日のたつ早さを感じずにはいられません。手話で「花が咲く」は掌を開く前に両こぶしをねじりながらすり合わせます。春はやがてきます。皆様とともにしっかり蕾を準備し、備えさせて頂ければと思います。来年もどうか夢屋をよろしくお願いいたします。
●「感謝が多かった充実の一年」 ☆中島 地利世(チトセ)☆
今の住宅に引っ越して来て、早くも1年が経ちました。そこで今回は新しい家ですごした一年間をざっと振り返ってみました。前号までの「夢屋だより」にも書いてきましたが、3月から母の胃ろう生活が始まり、どこまで自宅で看ることができるか不安だらけでしたが、在宅医療相談員の方を中心にケアマネさん、訪問介護士やデイサービスの方、入浴介護の方、ケア―ズ・インの職員さん達が母のために動いて下さり、病室のように安心な部屋が完成し、不自由なく生活できています。
使用する医療器具や薬も毎日のことで大変ですが、退院する前に専門の看護師さんが、わざわざ数日かけて細かく指導して下さったので、なんとか自分達でやれています。ですが、暫くすると1つ問題が出てきました。それは母が長髪になってきたことです。ちょっと油断すると髪の毛を自分の指に巻きつける遊びを覚えて…。管を締めつける恐れがあるので、自宅に訪問してカットしてもらえる美容院を探すことにしました。そこで「夢屋」のパンのお客様でいつも親切なリュウヘイさんのことを思い出し、宮本さんに相談したらすぐに電話で聞いてくれて予約までして貰えました。当日には、妹の希望で宮本さんも先に来てくれました。一緒に待っているとリュウヘイさんが娘さんも一緒に連れて来てくれ、庭先の花を摘んだりしている可愛らしい姿に癒されました。カットして貰っている時には、宮本さんが母の身体を支えたり話しかけたりして下さったおかげで、母も安心できたのか穏やかに落ち着いていて、終わってサッパリ気分が良くなると「カラオケに行きましょうか?」と誘う余裕まで出てきていました(笑)。最後は、一緒に掃除までして下さいました。
次に区役に参加させてもらったお話をします。地区の班長さんが事前に、あれこれ決まりごとを教えて下さり、半年ほどたって慣れて来たと思えるようになった頃、「5月に清掃活動があるけど、無理のない参加で…」と声をかけて下さったので、最初は、作業時間が1回3時間もあると聞いてちょっとしり込みしていましたが、住宅を借りる段取りを進めていくとき宮本さんや竹原さんからも、できるだけ地区行事には参加するようにとのことでしたし、「引っ越してきてまだご挨拶もできていない方もおられるし、自己紹介のつもりで参加しないと!」という思いで体験してみました。
月に一度、月末の日曜日に行われるそうで、その日だけは母のお世話を妹達に任せ、初日の1回目は5月から始まり、7月に1回、8月は2回、9月に1回、10月に1回、最後の11月3日の分まで、年間7回 全て参加させて頂きました。当日はまず公民館に全員集合すると朝礼があって、区長さんと部落長さんのお話の後、いきなり私の自己紹介するタイミングを作って下さり恐縮してしまいましたが、皆さん笑顔で聞いて下さったので緊張も和らぎました。話終わると、まずはそこから歩いて5分くらい先にある田んぼ道の草払いを1時間ほど…そこが終わると、車で山田方面に2~3分くらい向った先の田んぼ道の草払いをしました。作業内容は丁寧に教えて下さり、誰もがすれ違う時「無理はしとらんね?」など気遣って下さいました。特に一緒に作業していた民生委員の女性の方には我が家の事情を熱心に聞いて頂き「何か困ったことあったら、すぐに相談して」と、とても心強く感じました。これも長く竹原さんが民生委員をされ親しくされてきたお陰と感謝しています。作業中や合間の休憩時は、たまに雑談もあり、ずっと和気あいあいで予想外に楽しかったです。来年度も参加させてもらえるのであれば、今年よりわずかでも役立てれるよう頑張りたいと思います。
●わたしにとってのこの一年 下村津代
まずなんといってもこの一年はお正月早々、コロナに感染したことです。症状は次第におさまったのですが、嗅覚障害が残り、今もって匂いを充分に感じ取ることができません。いやな匂いはまだいいのですが、美味しい臭いがわからないのは食事をつくるときや食べるとき味気なく、さびしいものです。それからいよいよ盲導犬のロダンとのお別れが近づいてきました。年が明けたら10歳を迎えますから、2月あたりに盲導犬協会からしかるべき連絡があるはずです。そのときのことを考えると悲しい気持ちになります。ただ自分にも変化があり、以前はロダンを最後に盲導犬は卒業しようと思っていましたが、実際に日々の生活を考えた時、外出はもとより生活の中で盲導犬の役割は大きく、なくてはならない存在です。ですからもう一回チャンスがあれば受け入れてみようかとも思っています。ただ残念なのは、道路事情が一向によくなってないことです。歩道の道幅や障害物ももちろんですが、もう一つ心配なのが道路の凹みを埋めて修理している場所です。そこはどうしても数ミリ高くなっていて、視覚障がい者にとっては躓く原因になります。さらに物価高が頭を悩ませています。以前はそこまで考えていなかった買い物も、あれこれ必要なものを無駄なく、ときには我慢して買わないようになりました。それでもこうして今年もロダンや家族とともに過ごせたことは幸せなことだと思いますし、また新たな気持ちで新年を迎えればと思っています。
●楽しかった名古屋への旅行 江藤太陽
11月に弟に会いに、父と新幹線で名古屋に行ってきました。会うのは1年ぶりです。名古屋は駅周辺から人が多く、都会だなと思いました。弟と三人で専門店で名物の味噌煮込みうどんを食べました。味は濃くてしっかり、麺の一本一本にまでしみていて、とてもおいしかったです。弟の元気な顔も見れて、楽しい旅行になりました。今年は事故もせず安全に事業所へ通えたので、来年も充分気をつけてやっていきたいと思います。






















