「共」に「生」きる。 in 阿蘇

2009.冬・年末号 内牧小学校との、地利世さんの作文を使っての人権学習交流の記事です。

11/2、内牧小6年生での地利世さんの作文を使った人権授業をより豊かなものにするため、彼女に質問する形で、「人権」や「差別」について考え、深めあう時間をつくっていただきました。その後11/11に、授業研究会はあり、児童の皆さんから地利世さんへお礼を込め、たくさんの感想をいただきました。今回は、ご指導された先生のお手紙をこの場を借り、ご紹介させていただきます。
ほんとうにありがとうございました。
そしておつかれさまでした。

中島様、夢屋の皆様へ 

6年1組担任 鴨川 司
寒冷の候、中島様、夢屋の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。さて、この度は、子どもたちの人権学習にあたり、中島さんの作文から学ばせていただいたり、貴重なお話を聞かせていただいたり、本当にありがとうございました。生涯を通して、子どもたちの心に残る素晴らしい出会いだったと思います。
去る11月11日(水)は、夢屋さんを題材に阿蘇市の授業研究会を行いました。多くの先生方の前で中島さん、夢屋さんに学んだことをさらに深めることができたと思います。この授業以来、仲間を大切にしようとする雰囲気を子どもたちから感じることができます。
夢屋さんのような仲間になるには、まだまだ時間を必要としますが、この授業を通して、目指す仲間像を意識することができたのではないかと思います。
「夢屋」とはどんな仲間なのか。子どもたちなりに考えたものを常に教室に掲示し、いつも意識できるようにしています。私にとっても素晴らしい出会いとなりました。本当にありがとうございました。(2009.12月15日)

                 

6年2組担任 時松 俊英 
時折吹きつける冷たい風に、冬がもうすぐそこに来ていることを感じます。
夢の皆様を始め、中島様におかれましては、お元気に明るくおいしいパン作りに励まれていることと拝察いたします。
先日は、内牧小6年生のためにご来校頂き、貴重なお話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。子どもたちも中島さんの作文に心を動かされ、多くのことを自問自答したり、仲間について考えたりと素晴らしい出会いをさせていただいたと思います。
私自身もお話の中で、学校でのつらい毎日の中、先生の無理解や無関心に非常に腹が立つと同時に、学校が中島さんを人間不信にしていったことを知り、申し訳ない気持ちで一杯になりました。本当にごめんなさい。中島さんがお話してくださったことに応えるために私ができることは、まず中島さんのような思いをする子どもを絶対に出さないことだと思います。そして中島さんや夢屋の皆さんから学んだことを自分自身の生き方につなげ、行動に移していくことだと思います。
これから寒くなってきますが、お体にお気をつけて、益々ご活躍されることを心からお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。(2009.11月16日

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