「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『缶詰屋』その三

 そんなかれのやめる理由はほかにあった。  それは単純に体力と言おうか、体調のことだ。  佐伯は、近ごろ、仕事のとちゅうで眼球がいたく、体がおもくなることがおおくなった。それは予期もせぬときに突然、しかも急激にやってくる […]