水に朝日が反射し、鏡のようにキラキラと輝いていました。
晴れ渡った田園の向こうに、いつもどおりの阿蘇の五岳がありました。
アブラゼミが、ケヤキに絡まった蔦に最後の力で止まっていました。 その後、落ちると地面で渦を巻くようにくるくると回転しながら、羽をばたつかせていました。