「共」に「生」きる。 in 阿蘇

2007・3/7・水曜日(曇り・晴れ)

今日は、朝から、郵便局に行って、入院費を振り込んできました。 終わって「夢屋」に行こうとしたら、前をタクさんが歩いているのが見えて、一緒に行こうと思ってちょっと追いかけてみたけど、タクさんは歩くのが早くて途中で諦めました […]

2007・3/6 火曜日(晴れ)

今日、午前中に、久しぶりにMちゃんのお母さんが「夢屋」に来て ミヤさんが、 「4月から、水曜日だけMちゃんが来てくれるようになった。」と 言ったので、私は、嬉しくなりました。 午後、ミユさんと一緒に福祉県事務所にパンの配 […]

『缶詰屋』その一

          缶詰屋  あかい夕日に照りはえた丘のひとつまた向こうの尾根に、牛たちが草をはむ姿が切り絵のように数頭列をつくっている。牛たちが、どんな顔をして草を食んでいるのかはわからない。ただその影は、みごとな輪郭 […]

『缶詰屋』その二

 あれは、二週間まえのことだ。かれが、ふたりの子どもの手をとり、それをながめながらわずかばかり立ちどまっていると、いままでひとの気配などないとおもっていた開き戸から、いきなり佐伯より三つか四つ年うえらしい男が姿を見せた。 […]

『缶詰屋』その三

 そんなかれのやめる理由はほかにあった。  それは単純に体力と言おうか、体調のことだ。  佐伯は、近ごろ、仕事のとちゅうで眼球がいたく、体がおもくなることがおおくなった。それは予期もせぬときに突然、しかも急激にやってくる […]