「共」に「生」きる。 in 阿蘇

『エデュケイショナル・スノウ』その八

             第七の報告    総司令官閣下、この記録が、綾と健一が好きな海岸の砂浜へ遊びにいっているときのものであることを前もってお伝えしておかねばなりません。そうです、あの作文を書いたセンターの二人の生徒 […]

『エデュケイショナル・スノウ』その九

             第八の報告  総司令官閣下、この地域の学校では人権集会というものがときどきあります。臨時採用教員である木村が二番目に赴任した学校でのことです。そこは担任の教師が眼の角膜に穴が開くという重い病気に […]

『エデュケイショナル・スノウ』その十

               第九の報告  総司令官閣下、この地域の地理的象徴でもある内陸の湾岸に沿った、私鉄R駅の正面から道路に面した西側に、CAN進学センター・R局はあります。証券会社と化粧品会社、最上階には保険会社 […]

『エデュケーショナル・スノウ』その十一

              第十の報告  閣下、ひきつづきあのふたりの子どもについて、しばらく報告します。  『レモラ・ハウス』にいるときの綾や健一にとっての疑問。それは瀬上が、ほんとうに自分たちの味方なのかどうかという […]

『エデュケーショナル・スノウ』その十ニ

            第十一の報告  閣下、報告もいよいよ大詰めになってきましたが、ここに、ある密室でのCAN進学センター代表の片桐と、この地ではかなりの実力の持ち主との会合の資料がとどきましたので御覧いただきたいと思 […]