「共」に「生」きる。 in 阿蘇

Tくんが、全国行脚の旅の途中からやってきて、すぐに「夢屋」のノートに書いてくれた文章です。もう六年前(当時18歳)になるんですねえ。『青春』っていう言葉がぴったりな、そんな青年でした。

ここはいいよね。
おもしろいよね。
僕はなんでも楽しいと感じるところは好きだ。
だからもちろん、夢屋のことも大好きだ。
いや、僕自身、旅の目的は知らないことを知ること。
見たことのないものを見たいと思ってきたから、毎日が楽しいし、おもしろい。
僕の人生でタイクツだったときは一度もない。(現時点では)
もう一度書こう。
僕は毎日充実している。毎日楽しい。いつも笑顔だ。
これはたいへん、恵まれている。
これは自分でいつも決断して生きているからだと思う。
自分には後ろを見ている時間はないし、ここに座っていても、だれかが僕のことを押してくれるわけじゃない。
僕はレールをこわした。
列車は走らない。
目の前にある広大な土地をどこへ進むのか決める方を選んだ。
そのぶんがだんぜんおもしろいし、楽しそうだと感じたからだ。
いろいろ見てまわってきたが、こういう生き方をしている人は少ないと学校の先生には教わったが、俺がみたところ違うと思った。
みんなかわらない。
俺が見た大人の人はみんな、自分で決めて生きている。
ただ、僕は、周りの友だちよりすこし早く決めただけだった。
みんながんばっている。
俺は、俺は、すべてを知りたい。
世界のすべてが・・・・。
この目に見えるもの、この手にあるもの、見ずに感じるもの・・・・。
俺はいつか死んでしまう。
だからこそ、俺が俺であるために、自分だけにしかできないこと、どこまでいけるのか。(別にただ世界を見るのが目的じゃない)
それが、自分がどれだけの人間だったのか、と思う判断材料になってしまう。
あせっている。
いつも。
でもこんな日は、南蛮漬けとコーヒーをいただきながらゆっくりしよう。
今日と明日はお休みだ。
エリちゃんたちも花見だ。
やっぱりミヤさんにからかわれた。
楽しいなあ!! やっぱり。
それじゃあ、いつか会える日まで。2001・4/10日 Tより。
ブラジルからコーヒー30キロを送ることを約束します。
追伸
僕がいつか、すべてを知る男だと言ったら、皆、笑うだろうか?
それでも、この地球は笑わない。
ためしてやりたい。
わが名は、T。



ブラジルからコーヒー豆を送る約束してたんだよね。
あれから六年、ブラジルへ旅立つつもりが、阿蘇に長居しちゃったけど、またTくんのことだから、新たな「旅」に出発することでしょう。
アディオス!!
元気でね。

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