「共」に「生」きる。 in 阿蘇

九州文化協会様から『九州芸術祭文学賞作品集50』を送って頂きました。私の拙作も掲載されております。感謝です。

熊本地区の選考委員のお一人である前山光則様からは、以下の様な評を頂きました。ありがとうございました。
【宮本誠一「ボイス」、これは言語障害のひとたちのための通所施設の話。ここに、ウェルニック(会話ロボット)が導入され、このロボットの声が、職員にちゃんと聞こえたり聞こえなかったりするという、たいへん考えさせられる作品である。地震が起きて、それをさかいに聞こえる・聞こえないとの違いが生じるのがまた微妙である。施設の状況もよく描かれている。つまりは、これは今の時代の中で微妙かつ本質的に重要と思われる課題と取り組んでいる小説ではなかろうか。】
また、最終審査の選考委員のお一人である「文學界」編集長の丹羽健介様からはこのような寸評を頂きました。
【宮本誠一氏「ボイス」は障害者施設で働く主人公がある日、発話できないはずの障害者たちの声が聞こえるようになるという、一種の問題作。発想は面白く展開もドラマチックだ】
貴重な言葉を励みにまた次作を書いていけたらと思います。

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