「『夢屋』」があってよかった」と地域の方たちに言ってもらいたい。
無認可の小規模作業所から出発した「夢屋」が常に大事にしてきたこと、それが地域とのつながりでした。
メンバーが自宅から通所し、日々の活動をするとき、なくてはならないのものだからです。地域の方々と顔を合わせ、春夏秋冬、季節折々の挨拶を交わし、声をかけて下さることがどれだけメンバーの励ましになるかわかりません。
夢屋ではそんな地域の皆さんとのつながりをより深めるため、これまで積極的に地元の小、中、高校の児童や生徒さんたちとの交流を行ってきました。
こちらから学校へ行くこともありましたし、また子どもたちが夢屋へ実際に足を運び、自分たちの目で作業所の様子を見、メンバーの指導のもとパンづくりなどを通して、理屈ではない「共生」を体感する機会を設けてきました。さらに、各自が夢屋での体験を家庭に持ち帰り、保護者や家族の方々に話してもらうことは、何よりも地域との信頼づくりに欠かせぬ地歩を固めてくれたのでした。
地域との交流は、夢屋にとって、単なる「ふれあい」ではなく、地域との『文化』、『生活』との交流であり、メンバーとの血の通った「出会い」そのものでもあるのです。
交流学習の感想のご紹介
夢屋のみなさんへ
おととい、夢屋さんに行きました。くはパンをつくっているところだがら、あんまり行かないので、楽しみにしてました。木でできた家で、ここが夢屋さんだったので、これから夢屋さんで時間をすごすのが楽しみだな~と思いました。中に入ってみるとなんかりっぱになってすごいなと思いました。に自己紹介をしました。スタッフの名前を覚えました。自分も自己紹介をして、ちょっとはずかしかったです。
エプロンに着替えました。まず、50グラムに切って、ちょうど50グラムになるまで計りにのせて、50グラムになっていなかったら、もうちょっと切ってつけ加えて、3個くらいにしたらテーブルにもどって、紙に書いた絵を見て、まねをしてまるめていきました。
とちゅうでサービスでミヤモッちゃんから3個くらいもらいました。ぼくはありがとうございます、と言いました。ぼくは他には何をつくったらいいかなあ、と思いました。だんだん時間がすぎていって、ミヤモッちゃんが、もうそろそろパンをハッコウ器に入れますよ~と言ったので、ぼくはあわててへんなものをつくってしまったので、あぶなかったな~と思いました。
パンがふくらむまで、ライブをするとミヤモッちゃんが言うので、ぼくはライブとかがあるんだなあ~と思いました。ライブは楽しく盛り上がって、終わるころはパンのすごくいい匂いがしてきたので、もうすぐできるんだなあ~と思いました。ミヤモッちゃんが、できましたよ~と言ったので、見てみるとおいしそうなパンができていたので、ミヤモッちゃんが、持って帰るふくろをもってきてくれて、これに入れてもっていてください、と言いました。ふくろにパンをいっぱい入れて、ばあちゃんに持って帰ろうと思いました。
夢屋のみんなもあいさつをしてくれて、ぼくははやく家に帰ってばあちゃんとお母さんにも持って帰りたいなあと思いました。家にかえってばあちゃんに食べさせたら、おいしいと言っていました。
